56469450
一寸のハエにも五分の大和魂・改
[トップに戻る] [通常表示] [アルバム] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [旧過去ログ] [管理用]
1: 興味深い有弁類 (4) / 2: ニセジョウザンケイ? (1) / 3: アシマダラブユ亜属? (2) / 4: 4枚翅のハエ? (4) / 5: ヤドリバエの仲間だと思うのですが (2) / 6: ガガンボ類の幼虫でしょうか? (6) / 7: トゲヒメヒラタアブでしょうか? (2) / 8: 京都府で得られたショウジョウバエ (5) / 9: 房総半島海浜のツルギアブ科(不明種?) (3) / 10: 富士山のアブ (2) / 11: クシツノアブ科について (2) / 12: Eupachygaster tarsalisメス? (1) / 13: ネグロクサアブ?の抜け殻 (7) / 14: ミズアブ科?不明種について (5) / 15: ハナアブ科不明種 (3) / 16: Choerades amurensisでしょうか? (6) / 17: Tabanus属? (2) / 18: 無題 (2) / 19: 無題 (3) / 20: ヤドリバエの不明種につきまして (2) /


[ 指定コメント (No.2465) の関連スレッドを表示しています。 ]

キバラガガンボ 投稿者: 投稿日:2006/06/27(Tue) 17:15 No.2461  引用 
 夕刻に低木の頂へ次々と飛来したこの大型ガガンボ、全長は20mmを軽く超えるのですが、調べてみたらヒメガガンボ亜科のキバラガガンボEutonia satsumaでした。和名でググッてみると福井県のRDBに該当する種のようで、少ないとされていますが、生態写真を公開しているサイトは見当たらないようです。
 まあ、ガガンボの写真を撮る人は少ないでしょうから当然ですよね。
 よろしければ、web図鑑に使ってやってください。

 6/21,2006 山形県小国町にて


Re: キバラガガンボ 投稿者:ハエ男 投稿日:2006/06/28(Wed) 03:55 No.2463  引用 
ガガンボではっきりと種がわかってる画像は貴重だと思います。

とりあえず、九大目録上では1亜属1種になっているようなので大丈夫だと思いますが、一応、参考部文献を教えてください。(新版日本産水生昆虫では属までしか落とせなかったようなので・・・)

Re: キバラガガンボ 投稿者: 投稿日:2006/06/28(Wed) 09:00 No.2464  引用 
ハエ男様、こんにちは。

属までの検索は、やはり新版日本産水生昆虫です。結構苦労しますが・・・
種の同定は、北隆館Vの記述内容によりました。
画像のみの判定ではなく、標本に基づいて同定しています(脚がもげてしまうのが悲しいです)。

Re: キバラガガンボ 投稿者:ハエ男 投稿日:2006/06/28(Wed) 12:26 No.2465  引用 
現物があるのでしたら、ぜひ交尾器の画像も撮影&投稿してくださいませ・・・

それがあるとWeb図鑑に載せた場合でも、うるさ型方々も納得してくれるでしょうし・・・

Re: キバラガガンボ 投稿者: 投稿日:2006/06/29(Thu) 10:56 No.2466  引用 
リクエストにお答えして、標本から重要パーツを撮影しました。まずは翅です。複雑な模様がなかなか美しいです。

Re: キバラガガンボ 投稿者: 投稿日:2006/06/29(Thu) 10:57 No.2467  引用 
続いて横顔です。
16節の触角が分ると思います。


Re: キバラガガンボ 投稿者: 投稿日:2006/06/29(Thu) 11:01 No.2468  引用 
最後にGeniです。
ガガンボの交尾器の撮影は初めてです。これで種の特徴が出ているのか不安ですが・・・

大きな虫は、接写リングとマクロの組み合わせで写せるので楽ですね。


Re: キバラガガンボ 投稿者:ハエ男 投稿日:2006/06/29(Thu) 11:32 No.2469  引用 
ガガンボ類もかなり交尾器に特徴が出るといいます。(あまり普段は見てませんが・・・)

翅、頭部、交尾器、全体像・・・これだけ情報があれば、日本産水生昆虫のガガンボの検索表を持ってないない方でも、絵合わせで、ドンピシャリのものに関しては同定できますね。

ありがとうございました。
Web図鑑に近々組み込みたいと思います。

Re: キバラガガンボ 投稿者: 投稿日:2006/06/29(Thu) 22:24 No.2471  引用 
pakenya様、ハエ男様。

私としては、新版日本産水生昆虫でEutonia属の検索があるのに、属の解説文が無いことに違和感を感じておりました。

日本産水生昆虫はしっかりした検索のようですが、R脈の分岐の解釈が難しく検索に難儀しております。

某氏にガガンボの同定依頼(各種1個体オスのみ)を出しておりますが、基本的に全ての交尾器を処理して顕鏡すると伺っております。国内には記録種の3倍程度分布すると言われており、交尾器の確認は必須のようです。

秋には、双翅目談話会の関東同定会で栃木のDr.中村のガガンボの講演があるので楽しみです。

処理 記事No 暗証キー

- Joyful Note -
- Antispam Version -