56342470
一寸のハエにも五分の大和魂・改
[トップに戻る] [通常表示] [アルバム] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [旧過去ログ] [管理用]
1: 興味深い有弁類 (4) / 2: ニセジョウザンケイ? (1) / 3: アシマダラブユ亜属? (2) / 4: 4枚翅のハエ? (4) / 5: ヤドリバエの仲間だと思うのですが (2) / 6: ガガンボ類の幼虫でしょうか? (6) / 7: トゲヒメヒラタアブでしょうか? (2) / 8: 京都府で得られたショウジョウバエ (5) / 9: 房総半島海浜のツルギアブ科(不明種?) (3) / 10: 富士山のアブ (2) / 11: クシツノアブ科について (2) / 12: Eupachygaster tarsalisメス? (1) / 13: ネグロクサアブ?の抜け殻 (7) / 14: ミズアブ科?不明種について (5) / 15: ハナアブ科不明種 (3) / 16: Choerades amurensisでしょうか? (6) / 17: Tabanus属? (2) / 18: 無題 (2) / 19: 無題 (3) / 20: ヤドリバエの不明種につきまして (2) /


[ 指定コメント (No.11309) の関連スレッドを表示しています。 ]

ヤドリバエ科のLeucostoma sp.メ... 投稿者:ふかさわ 投稿日:2022/07/18(Mon) 02:26:08 No.11307  引用 
こんばんは。
2021/06/26 神奈川県にて採集した個体です。

旧北区のマニュアル等を用いて属の検索をしたところ、Leucostoma属にたどり着きました。

・Tschorsnig, H.P., & Herting, B. (1994). The tachinids (Diptera: Tachinidae) of central Europe: Identification keys for the species and data on distribution and ecology.
に数種載っていたので、種の同定を試みてみましたが
うまく同定することができませんでした。
(自分が間違っているのか、正しいのかは判断がつけられてないです。。)

・Kugler, J. 1966. SPECIES OF THE GENUS LEUCOSTOMA (TACHINDAE, PHASIINAE) IN ISRAEL. Israel Journal of Zoology 15 (3-4): 173–82.
↑の文献により詳しいことが載っていそうですが、手元にないため見ることができていません。

うむむむ...。


Re: ヤドリバエ科のLeucostoma s... 投稿者:ふかさわ 投稿日:2022/07/18(Mon) 02:27:27 No.11308  引用 
腹部末端の写真です。

Re: ヤドリバエ科のLeucostoma s... 投稿者: 投稿日:2022/07/19(Tue) 01:17:20 No.11309  引用 
ふかさわ様

中央ヨーロッパのキー以外の旧北区の種としては,
edentatum, nudifacies, semibarbatum が "I tachinidi della fauna italiana" に載っています.
(イタリア語ですが翻訳サイトも使って比較的読みやすい)

その他にengeddense はイランのLeucostomatini (Gilasian, 2014) に載っています.
(ペルシャ語がコピー&ペーストできない)

あとはaterrimum, obsidianum はすぐには探せません.

イスラエルの8種のキーでは厳しいと思われます.
(実際の文献は見ていません)

写真は共に岐阜県養老山地産のLeucostoma と思われる雌雄です.
♂,2014年7月14日,体長5mm.
♀,2015年6月17日,体長5.5mm.


Re: ヤドリバエ科のLeucostoma s... 投稿者: 投稿日:2022/07/19(Tue) 01:19:27 No.11310  引用 
写真は旧北区のマニュアルで属が判別できないLeucostomatini のメスです.
同じく岐阜県養老山地,2021年7月25日,体長7.5mm.

281番で横線前acが2対あるので該当なしです.
1対の個体変異と仮定するとDionaea に行きますがそれは違うのです.

所持するハサミハリバエ族で同定できているのは,
Calyptromyia barbata Villeneuve, 1915
Dionaea karinae Draber-Monko, 2008
2種のみです.
これら以外はあまりいないのでもっと採りたいところです.


Re: ヤドリバエ科のLeucostoma s... 投稿者:ふかさわ 投稿日:2022/07/23(Sat) 00:35:07 No.11316  引用 
大宮様
ありがとうございます。

・I tachinidi della fauna italiana
・イランのLeucostomatini (Gilasian, 2014)
等を参照して、手元の個体を調べて見ましたが
どうもこれらの文献に載っている種とは異なるようです。

aterrimum, obsidianumについては載っている文献を手に入れる事ができていないので、比較できておりません。

時間が有る時に、文献を手に入れられたら他の区域で記録のあるLeucostomaと比較してみようかと思います。

まだ何も調べていないですが、Leucostomaではなさそうな
Leucostomatini(ハサミハリバエ族)が他の手元に1個体いるので、
今度同定してみます。

処理 記事No 暗証キー

- Joyful Note -
- Antispam Version -