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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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カエデの葉で作られたクモの巣の... 投稿者:HM 投稿日:2014/12/11(Thu) 22:21:54 No.9095  引用 
いつもご指導ありがとうございます。
12月11日にカエデの葉で作られたクモの巣を採集したところ、中から何十という数のハエが出てきました。体長は2ミリ程度です。その中に1個体だけ他の個体と異なる体色のものがいました。この個体についてはどのように考えればよろしいでしょうか。ご教示いただけますと幸いです。
採集場所は静岡県御殿場市です。
よろしくお願いいたします。


Re: カエデの葉で作られたクモの... 投稿者:HM 投稿日:2014/12/11(Thu) 22:22:59 No.9096  引用 
追加の画像で、ハエが出てきた巣の画像です。

Re: カエデの葉で作られたクモの... 投稿者:HM 投稿日:2014/12/11(Thu) 22:23:49 No.9097  引用 
追加の画像で、他の個体の様子です。

Re: カエデの葉で作られたクモの... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2014/12/14(Sun) 08:27:42 No.9098  引用 
HMさん:ご質問の主旨が良く分からないのですが,このハエの名前をお聞きしたいのでしょうか。それともそれは分かっているから,「1個体だけ他の個体と異なる体色のものについてはどのように考えればよろしいでしょうか」と言う質問でしょうか?

1.まずこのハエの名前については以下の通りです。キモグリバエ科のヤドリキモグリバエ属Pseudogauraxの1種です。本属はクモ類の卵嚢に寄生します。日本からは,櫂歌書房発行の日本昆虫目録第8巻双翅目第2部には,P. boninensis Kanmiya, 1989ムニンヤドリキモグリバエとP. chiyokoae Kanmiya, 1972オニグモヤドリキモグリバエの2種が記録されています。前種は小笠原諸島,後種は北海道から九州,更にマレーシアまで広く分布しています。
本属の概形は,Genus Pseudogaurax - Parasitic Chloropid Fly - BugGuide.Net とネットで検索すればカラー写真も出ています。

2.最初の画像の個体が,他の個体と色が異なる個体と言う意味でしょうか。ハエ類にはある程度の個体変異や性的二型などがありますし,また羽化後の時間や日数で色彩が暗化して本来の色になるのが大部分です。異なる個体が最初の写真かどうか,あなたの文章ではわかりませんので,この点について,問題の個体と他の個体の色の違いがはっきりわかる画像をもう一度撮影して投稿してください。

本掲示板の皆様へ:
前述の,日本昆虫学会発行の「日本昆虫目録第8巻双翅目」を是非ご購入下さい。本年9月1日発行で,日本の双翅目の名称などがでている最新の著作です。学名,和名,最初に発表された文献(原記載または原公表の文献引用),地理的分布や必要に応じて備考もついています。2部に分かれて全部で1000頁あまりの大著です。福岡市の櫂歌書房の発行で,各部が13,000円(本体),合計26,000円ですが,価格を十分に上回る価値があることは間違いありません。本掲示板をご利用の双翅目に関心のある方には必携の図書です。年末で出費が多いかと思いますが,この際ボーナスなどで是非購入してみてください。櫂歌書房で検索すればわかると思います。

Re: カエデの葉で作られたクモの... 投稿者:HM 投稿日:2014/12/14(Sun) 13:08:06 No.9100  引用 
アノニモミイア様
質問の仕方に不備があり、たいへん失礼いたしました。
名前も知りたかったので、先ずはそのことを明記するべきでした。ご教示いただき、感謝申し上げます。
色の異なる個体について改めて画像を添付させていただきます。
左側の黄色い個体が他と異なる体色の個体で、スレッド9095に添付した個体と同一個体です。他の個体は右側の体色でした。ご教示のほど、よろしくお願いいたします。


Re: カエデの葉で作られたクモの... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2014/12/14(Sun) 14:28:24 No.9101  引用 
HMさん:今回の画像に出ている2個体は確かに胸部側板の斑紋や脚の色彩で相違が見られます.残念ながら本土にいるP. chiyokoaeの記載では脚の色の記載が行われていません(普通は記載するものですがネ).あなたが多くの個体と言うのは前脚や後脚の脛節が暗色に見えますし,唯一の個体は脚がかなり全面的に黄色です.画像を見た限りではこの相違が別種の違いか,同種の変異課は判断不可能です.

私はキモグリバエの分類学を専門としていませんが,これらが同一種か否かの判断は標本を見ればかろうじて可能かと思います.この点をかなりお知りになりたいのであれば標本を送ってもらえば時間がある時に見ることは可能です.その場合は色の違う1個体とその他多くの個体の数頭以上の個体を検する必要があるでしょう.

Re: カエデの葉で作られたクモの... 投稿者:HM 投稿日:2014/12/14(Sun) 22:11:39 No.9102  引用 
アノニモミイア様
画像を見ていただき、ありがとうございます。
別種の可能性があるとわかっただけで、非常にうれしく思っております。ありがとうございました。
申し訳ありませんが、もう一つだけ、質問をさせてください。
上宮博士のA SYSTEMATIC STUDY OF THE JAPANESE CHLOROPIDAEではP.chiyokoaeについて、Head entirely yellowとありますが、「多くの個体」は頭部全体が黄色とは言い難いように感じます。「多くの個体」の生態画像を添付しますので、これがentirely yellowと表現できる範囲内か、ご教示いただけますと幸いです。


Re: カエデの葉で作られたクモの... 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2014/12/15(Mon) 12:18:23 No.9104  引用 
脇からおじゃまします。
オニグモヤドリキモグリバエについては、横浜で9月に撮られ、上宮博士に見ていただいた背面画像があります。「オニグモヤドリキモグリバエ 横浜」で検索してみてください。
その個体は、前胸背にあるはずの4本の黒条のうち、中央2条が淡い褐色なので、おそらく(羽化後まもなくで発色不十分の)テネラルと思われます。これと較べてみると、頭の縦横比、小楯板の縦横比、翅脈前縁の部分比などが違って見えます。ご参考までに。

Re: カエデの葉で作られたクモの... 投稿者:HM 投稿日:2014/12/15(Mon) 22:49:50 No.9105  引用 
ezo-aphid様
コメントありがとうございました。
画像拝見しました。とても美しい画像で感動しました。撮影の腕の違いも大いに関係していると思いますが、同じ種とは思えません。翅脈も異なっているように、確かに感じられます。添付画像の赤線部分に特に違いを感じました。

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