ムツモンホソヒラタアブかなと思ったのですが、第3,4節の黄色紋が側縁に達しないという条件があり、写真の個体は達してしまっているので、そこからわからなくなってしまいました。
何度も失礼してすいません。
顔の写真です。
他にもこのような形で小楯板、足の色、腹部の黄色紋の写真を撮りました。
マイマイさん、こんにちは。
Melangyna:ムツモンホソヒラタアブ属はまだ日本のファウナが調べきれておらず、いつも苦労している状況です。
ですが、札幌で4月の採集品であればかなり限定できると思います。中型種でムツモンタイプであれば、luciferaかlasiophthalmaの2種に限定できるのではないでしょうか。
腹部の斑紋が側縁まで達しているようですが、これは安定的な識別点ではないのでしょう。色彩変異は当然あると思います。
2種の違いはまず額角を見ます。luciferaは120°ぐらいありますがlasiophthalmaはほぼ直角です。
luciferaでは腹部第2節の斑紋が縮小し、全体に斑紋が暗色になります。
このほか、複眼が有毛、小楯板側面に三角形の黒斑があり、羽根のbm,brには全面微毛があるのであればlasiophthalmaと私は同定しています。
pakenyaさんこんばんは
コメントありがとうございました。
カオビロホソかムツモンホソの2種に限定できるということでですね。
腹部の斑紋は同じ種でも変異があるのは知りませんでした。
腹部の側縁の斑紋を変異と考えると、pakenyaさんの書いてくださったムツモンホソの条件に当てはまります。
僕の参考にしている本も、腹部の側縁意外はムツモンホソであてはまりました。
ということでこの個体はムツモンホソだということで落ち着きました。
親切な同定方、解説ありがとうございました。