necydalis様.
イケザキハイジマハナアブE. kongosanensisが兵庫から記録された以外は,重要な追加記録や新知見は出ていないと思います.
雌での同定ポイントは,ツマキハイジマハナアブE. figuransが分布から,イイダハイジマハナアブ E. iidaiが体長から,コブアシハイジマハナアブE. funeralisが後腿節の突起から区別出来ると思われます.他の種類については判別不能です.
幼虫の食性についての情報は全くありません.
海外の論文を読むと,玉ねぎやユリ科の他にサボテンまで食べる種類が見つかるほど,色々な植物を食べるようです.
HPにアドレスが載せてありますので,御連絡頂ければ別刷りをお送りします.双翅目に興味があるのならば,談話会に御入会頂けると幸いです.
necydalis様
茨城@市毛様
九州の何カ所かでハイジマハナアブの仲間を採集して市毛さんの文献で調べたところ、ヒライハイジマハナアブ Eumerus sp.5を確認しています。
採集したときにヒガンバナの球根に集まっているメスを確認しています。また、ヒガンバナがたくさん見られる水田まわりでたくさんの個体を確認しています。
共にお仕事中でしたので、データを公表することはできません(T_T)が、これをヒントにしていただけるとうれしい限りです(産卵現場を押さえて他の方が発表してもうれしいですね!)。
necydalisさんの撮影された場所が「九州北部の水田」という事ですが、今の時期ですとたくさんヒガンバナが咲いているのではないでしょうか?
そうするとヒライハイジマハナアブの可能性が高いかも知れませんね。
もちろん、ちゃんと標本を確認する必要があるのですが...。
皆様こんばんわ
私の経験からはこんな感じです。
・平野部から丘陵地のヒガンバナやドクダミが生育するような湿潤な環境ではヒライハイジマが優占種である。本種は初夏から秋まで普通に見られる。
・関東では山地の林道に行くとカツラハイジマがエヒメマドやコモンマドと一緒にいる。主に夏から初秋。
・宮崎県の小林付近では秋にニセハイジマがツマキハイジマと一緒に果樹園にいた。
・その他の種類は見たことが無い。
参考になりますでしょうか。
いつもお世話になっております.
山口県ではニセハイジマハナアブが海岸でたくさん取れます.ご参考までに.