Aclerisさん、こんにちは。
詳細が確認できないためか、コメントが付かないですね。
ちなみに(ちゃんと検索してみないとわかりませんが)、この外観をみたら、私でしたら、キモグリバエ科にしてしまうと思います。
是非、科の検索をしてみてください。
翅脈相から判断しただけでも疑いもなくキモグリバエ科です。
バグリッチ様、アノニモミイア様、コメントありがとうございます。
科の検索までは新訂図鑑でとりあえずキモグリバエ科には行き着いたのですが、体長3mmと小型のため、特徴が判りがたかったのと、小さい割に美麗な種のため、あわよくば種名が判るかも?と考えて質問してみました。
キモグリバエ科は合っていたので良かったです。
ありがとうございました。
キモグリバエ科に詳しい上宮健吉博士にこのキモグリバエの名称をお尋ねしたら,以下のようなご返事をいただきましたので,私が代わってお伝えします。上宮先生有難うございました。
「顕著なキモグリバエ科の1種であって、1983年の私の総説で新属の Terusa Kanmiyaの単模式種になった種類で、台湾が基産地です。分布は台湾からトカラ、九州、本州に分布し、幼虫がササ属の芽に侵入して新鞘を枯らすハエです。 H.Sauterが台湾で採集した標本に基づいたChlorops frontata Becker が原記載名です。Sauterの功績を讃えて名前を並びかえたTerusaのアナグラムで新属にしました。非常にユニークなキモグリバエ亜科の属です。まるで赤ちゃんのようなハエですね。総説の264ページに記載しています。
同定結果:種名 Terusa frontata (Becker) 雄個体。」
採集された標本と比較できるように,Terusaの原記載を添付しました。サイズが大きいので2回に分けます。添付:
6081.pdf
(93KB)
アノニモミイア様、大変なお手間をかけてしまい、申し訳ない限りです。
同定していただいた、上宮先生、ありがとうございました。
Terusa frontataとのこと、野生生物目録では和名がザウターキモグリバエですね。
Terusaとザウターのつながりがおもしろいです。
また、記載文も添付していただいてありがとうございました。
日本産キモグリバエ科の総説があることも知りませんでした。
(こんな有用なものは、ちゃんと日本で発行できるように、国も支援してくれないと困りますね。)
>まるで赤ちゃんのようなハエですね。
研究対象への愛情が伝わってくるようで、うれしくなりました。
また、かわいいハエを見つけたら、質問しに来ます。
ありがとうございました。