バグリッチ様.
私も実物は初めて見ますが,原記載の交尾器とかなり酷似しているので,バグリッチ様の同定で合っていると思います.
市毛様
コメントありがとうございます。
マイナーな種なので、web上から比較情報が取れなくて、心配でした。
前回のコメントで 海浜性の2種のミギワバエと申し上げた種は、なんとミギワバエ科でなく、ニセミギワバエ科でした。 クレッソンニセミギワと ウイリアムニセミギワでした。
(画像はクレッソンニセミギワバエです)
ミギワバエ科とニセミギワバエ科は 全体の印象がすごく似てますね。
ではまた。
他のブログで,この掲示板の敷居が高いと言われてしまいますが,このように外見が非常に酷似している種類が多いので,おいそれとは○○の1種とも答えられませんね.
また,図示されたことがない種類ばかりですので,甲虫のように保育社の図鑑のあそこらへんの図版で見た記憶があるというような感も働きません.
今回のイソベバエのように科レベルで図示されていない種類も多いから困りものです.
私の場合,文章だけの記載文から判断することはかなり困難で,交尾器を見て答え合わせをしないと安心出来ません.
写真のヤドリバエは,旧北区の検索やPalearctic computer keyではたどり着けなかったCtenophorinia属です.
dcは3+3ですが,額の幅がやや狭く,♂交尾器のsurstylusが弱く波曲することから,Ctenophorinia adiscalis Mesnil,1963と判断しました.
これなども,一見するとCarcelia属が一番近そうですね.
Ref. Ziegler J., Shima H. Tachinid flies of the Ussuri area (Diptera: Tachinidae). Contributions to the knowledge of East Palaearctic insects // Beitr. Ent. 1996. Vol. 46, No. 2. S. 379-478.
P.S. 達磨さんのHPにヤスデヤドリバエ科Phaeomyiidaeの画像が出ていますね.
かっこいい種類なので,私も採ってみたいです.
あのPhaemomyiidaeは宇都宮市内の雑木林に設置しているマレーズトラップに今年最初の獲物として(3月後半の2週間分)3個体採集されたもので、当初喜んで写真撮ったりしていたのですが、同じトラップの次の回収(4月前半の2週間分)では300個体を超え、ソーティングの際、少々うんざりしました。生態写真を撮りたいと出かけてみたのですが、いざ探すと見つからない。難しいものですね。