こちらのサイトの過去の書き込みを探しているうちにCoenosia属の写真に出会いました。その中の書き込みにあるようにCoenosiaでGoogleの画像を探してみると非常に面白い写真に出会いました。
http://www.diptera.info/articles.php?article_id=17 Coenosia attenuataが手乗りハエになり、空中の餌を採ると鷹狩のようにまた手元に戻ってくるという内容です。 ハエが人間の手に乗ることすら信じがたいのに、またその場所に戻ってくるというのも凄いです。 日本にもこのハエはいるのでしょうか。文中の記述では世界中に分布が広がっていると書いてありますが・・・
赤塚カケス様.
Coenosia attenuataメスグロハナレメイエバエは,近年高知から記録されました.ネットで調べると色々と出てきます. 専門家が皆無に近いので,国内の分布は不明です.
茨城_市毛様
日本でもこの興味深いハエが観察されているのですね。ぜひ見てみたものです。 Coenosia attenuataの和名は「メスグロハナレメイエバエ」でしたか。考えてみれば、学名をGoogleに入れて日本語のHPに限定して検索をかければ和名も調べることが出来ますね。 インターネットの検索に依存しないで、学名から和名を調べたり、和名から学名や英名を調べるのには通常はどのような方法で行われているのでしょうか?(ネットには間違いもあると思うので、信頼度の高い方法という意味で、ネットに依存しない方法を取るのが基本のような気がします) また、私は鳥の学名でしばしば経験したのですが、同じ鳥のはずなのに本によって学名が異なっており学名が揺らいでいることを経験しました。藻類でも同じようなことがありました。 そのような学名の整理は一体どのようにして行われてるのでしょうか?ハエ目の世界では学名は安定していますか?
赤塚カケス様.
ネット依存しないとなると,"日本産昆虫総目録"や"日本産昆虫の英名リスト"を調べる以外方法は無いと思います. 当然,新しい学名や今回のような新しく日本から記録された種類は調べられません. また,大半の双翅目には和名は無いと思ってください. 日本産全種に和名をつけるべきであるという極論もありますが,100種単位で和名を考える苦労を無視した暴論だと思っています. 園芸植物などは,学名をカタカナで書いて和名と称して通用しているのですから,これで十分なはずです. 学名の安定性については,学名は研究の進展によって変わるものだと考えてください. たとえば滅多に新種が出ない鳥類でも,DNA等の研究の結果いかんによっては,がらりと変わる可能性もあるはずです.
茨城_市毛様
「日本産昆虫学名和名辞書(DJI)」 http://konchudb.agr.agr.kyushu-u.ac.jp/dji/index-j.html というサイトを見つけました。 日本産昆虫総目録 (平嶋義宏監修、九州大学農学部昆虫学教室・ 日本野生生物研究センター共同編集、1989、同追加・訂正、 1990) が基になっているということで、市毛様から教えていただいた総目録です。このような信頼できる便利なデーターベースがネットで公開されているのですね。 Coenosia attenuataは新種のため登録されていませんでしたが、このデータベースがあれば十分に活用でき、私レベルではこれで十分すぎるものだと思いました。 |
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