バグリッチ様.
♂交尾器で区別すると,茨城にもFerdinandea属は2種いますが,学名に結構問題がありそうです.(極東ロシアに分布していないヨーロッパとの共通種)
一方,北海道のリストでは3種になっていますし,どうなることやら(~_~;)
市毛様、こんちは。
ご教示 ありがとうございます。
Ferdinandea属は問題が残っているんですね。
当面は Ferdinandea sp.としておきます。
引き続き 宜しくお願い致します。
スーパー遅レスですが、スズキF. cupreaとニセスズキF. nigrifronsのgeniを撮影したのでアップします。
はなあぶ14号に示されている図は、単にterminaliaとしか書かれていないのでどこを示しているのか分りづらいですが、hypandriumの腹面(5,7)とその先端部の側面(6)を示しています。
F. cupreaのhypandrium先端は一対のうちわ状で、互いに接近しています。
続いてF. nigrifronsのgeniです。
こちらの写真は暗くて分りづらいかもしれませんが、hypandrium先端は外側に三角形に張り出す形をしています。
このほかにも、surstylusがcupreaの方が長いなどの違いがあるようです。
で、バグリッチさんの写真を見るとsurstylusがずんぐり短く、翅の横脈の紋が小さく、額が黒く(種名のとおり)、腹部や頭部の立毛が短くて白っぽいことから、nigrifronsになると思います。
極東ロシアの2種のhypandrium側面図がはなあぶ18号P25に載っていますが、これらとの違いは(特にruficornis)よく判りません。
ご参考までに
pakenya様,バグリッチ様.
hypandrium先端ではなく,superiolr lobeもしくはGonostylusですね.
今のところ,cupreaをsp.A, nigrifronsをsp.Bとしています.
また,sp.Aは額の色と体色が変化します.
両種は,hypandrium先端の形状とその基部に見えるBasiphallusの形状のほうが,区別しやすいです.
ここら辺は,分類が滅茶苦茶なのでどのようにまとめようか悩んでいます.
また,現在ではF. nigrifronsはF. cupreaのシノニムとして扱われていますが,だれも正式にシノニム処置しないので,日本や日本の文献で同定している周辺諸国だけで使われている学名です.
以前のLejota属の不明種のように,交尾器を見れば種類が判る様だと良いのですが(^_^;)
市毛様、pakenya様、ご教示 ありがとうございます。
pakenyaさんの画像、非常に良くわかりました。ハナアブ14号の図が理解できるようになりました。
市毛さんからの現在の分類上の問題、かなり厄介そうですね。いくつか集まったら、比較したいです。
引き続き宜しくお願い申し上げます。