後脚です。
腿節は基部1/5が黄色の他黒く、中央下面にコブ状の突起を備えています。脛節は全体黒く、末端は尖ります。
第4腹板は顕著に盛り上がり、両側が角張り中央が平坦で断面は四角っぽいです。後縁は黄色く、左側が短く裁断されています。
Geniです。
Surstylusの形状はミカドハナダカに似ています。
昨年、市毛師匠から提供された暫定検索表では、S. (S.) stackelbergi アシグロハナダカチビハナアブに近いことが分るのですが、腹板の形状が違うように思います。
もしやこれがozeensisか?と思ってFauna Japonicaを見直しましたが、ozeensisやclunipesの記述とも一致しません。
これは、別物でしょうか?
pakenya様.
遠征中のため資料が手元にありませんが,私がS. (S.) stackelbergiとした種類と同一と思われます.
Mutinに標本を送ったところ,後腿節の突起や交尾器の構造からstackelbergiではなく未記載種と回答がありました.
市毛様、毎回ありがとうございます。
これはアシグロと同じなんですね。しかもまた、未記載種。
Spheginaのオスは皆、そこそこ特徴があって識別できるのですが、先日のまほろさんと同様、メスの識別に苦労しています。
Sphegina亜属だけでも何とかならないか検討中です。
ところで、また遠征中なんですね。また北海道でしょうか。
私のほうは、日曜からまた沖縄出張です。真夏の沖縄はハナアブが少なく、北国がうらやましく思えたりします。
pakenya様.
ご指摘のように,例によって北海道です.
今年より3年ほど山に登る予定です.
こちらも,海岸沿いの湿地を除き,平地では殆どハナアブが見られないようです.
山岳部でも,林道沿いでは殆どハナアブがいないのですが,花畑周辺や山頂部だけは多数のハナアブが見られます.