脚の透明感,翅の歪みや翅膜の印象,雌なのに腹部が全く空っぽの状態から判断して明らかにテネラルな個体です.雌ではなかなか種の同定が困難な上にテネラルな個体は翅の斑紋も十分現われないので,所属の推定が難しいです.
日本にはCheriferaは数種いますが,多くは渓流の縁の草本類を掬って採集できます.九州低山地の1種は一度多数の個体が渓流の淵の水面より30cmくらいの空間をランダムに飛翔しているのを観察したことがあります.これが唯一の野外で見た行動です.後はネットに入れてからの採集でした.
この仲間は盛夏にも出現します.
アノニモミイア様
いつもご教示ありがとうございます。
やはりテネラルでしたか。
こんな色のヒメヤドリイエバエが時々採れるので、もしかしたら、と思ったのですが 甘かったです。
私のこの属の種が、何かをしているところを観察したことは
ありません。是非見てみたいです。
引き続き宜しくお願い申し上げます。