やっと新訂大図鑑が届きました.
ハエ目概説や新たに追加された部分については,すばらしい内容だと思います. 主要文献での各部位名称の一覧も非常に便利です. 検索表も,未発表の科や日本で記録される可能性のある科を含んで整理されており,旧北区の双翅目マニュアルをそのまま引くより効率的に調べられそうです. 手元の標本を調べるのが楽しみです.
市毛さんに新訂図鑑についてお褒めいただきましたが,十分に検討して執筆できる時間的余裕もない状態で書いたものですから,いろいろと間違いが散見されて,読者の方には誤解や御迷惑をおかけしていることと思い,申し訳ない次第です.ちゃんと全体を精査して,訂正すべき点を何らかの方法で公表しなければならないのですが,現在日本産水生昆虫の改訂のアミカ科,ホソカ科などの成虫とオドリバエ科,ヤリバエ科などの執筆で忙殺されていまして,その段になりません.これを早急に終わって,夏までにはなんとか当面の正誤を公表したいと思っています.私からお願いするのは筋違いですが,間違いなどお気づきでしたら是非ご指摘いただければ幸いです.
三枝先生、市毛様、皆様 こんにちは。
新訂図鑑は買わないと、ついていけないようですね。 早速、手配をしたいと思います。 シダコバエ科も時々採れますが、数種出ているのでしょうか? 読むまでの楽しみにしてみようと思います。
シダコバエ科Teratomyzidaeは日本産は3種で,すべて未記載種です.市毛さんが示した種とヤマトの名称の顔面が一様に淡色の種,それに沖縄本島と奄美大島に1種,の合計3種です.
台湾や中国,フィリピン,ボルネオ,中国,ネパールなどに30種くらい未記載種があります.日本産の種のような斑紋の物のほかに,翅に斑紋を欠き,翅脈もあまり湾曲しない種群も含まれます.この種群はまだ日本で見付かっていませんが,八重山群島の山地には生息する可能性があります. |
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