おーやぎ様.
中々コメントがつかないので,私の推測を書きます. 1枚目は,以前掲示板に出たHybos sp.もしくは近縁種. 2枚目は,体型がやや太めですが,恐らくHybos属ではないかと思います.こちらでも同じような標本を採ってます. 3枚目は,Hybos auriferもしくは近縁種. 生体は赤い目をしているのが多いのですが,標本にすると茶色くなるのでがっかりします.
茨城@市毛さん、ありがとうございます。[2649]にあるような格好で捕食するのですね。後肢の剛毛らしいのが獲物を押さえるのに適しているのですね。2枚目3枚目の後肢はたくましくはありませんがこれは雌雄の違いでしょうか。種の違いでしょうか。よろしくお願いします。
1枚目は市毛さんの言われたとおりHybos属です.種は写真では分りません.脚の黒いHybosは日本に15種以上分布しています.黒いのは既知種でH. japonicusとH. tibialis (sensu Frey)です.前者は中脛節が赤褐色ですので,写真の種ではありません.後者は脚の細毛が白いので,これも写真の種ではありません.♂交尾器,中脚の剛毛,後脚腿節の形状などの形質が明らかでないと種は分りません.
2枚目と3枚目はSyneches(ヒロバセダカバエ属)の種です.本土さんのこのような中型のSynechesの分類の検討は十分ではありません.2枚目と3枚目は多分同種でしょう.胸背の色彩が異なりますが,性差もあり,また撮影のアングルで色調が変化しますので,写真だけでは両者の関係は分りかねます.Syneches属は頭部は半球状で,後頭部が扁平です.Hybosではほぼ球形,後頭部が膨出します. これら2属は口吻が前方を向いていますが,飛翔中の小昆虫を捕らえて吸汁する際には口吻は下を向きます.多くのムシヒキアブのように前方を向いたままと言うことではありません.
アノニモミイアさんありがとうございます。写真のHybos属らしいものの側に吸汁されたと思われる極めて小さい双翅目が横たわっていました。抜け殻のような感じでしたが、彼らはただ体液をすうのでしょうね。ありがとうございました。
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