顔面の画像です。
触角第3節は、ほぼ黄色です。
腹端の側面からの画像です。
第4腹板は盛り上がりますが、板状に突出せず、顕著な毛の束も見当たりません。
Surstylusはnitidifronsのように細い針状ではなく、牛角状に波打っています。
市毛さんの探しているものとは違いますでしょうか。
pakenya様。
先月締めの仕事が終わらず、出勤中です(^_^;)
写真のハナアブは、Sphegina亜属ですか?
(第1腹板が有りますか?)
標本を確認してみました。
非常に短い(幅に対して1/5ほど)の腹板が確認できます。
退化傾向であるので、Asiosphegina亜属ですね。
同じ種と思われる標本は、山形県大石田町からも2♂♂得られております。
pakenya様。
Asiophegina亜属は、腹板が退化してほぼ消失します。
ですから、写真の個体はSphegina亜属です。
私が探している種類とは、付節の色なども異なるので別のようです。未記載種かもしれません。
Sphegina属は、極東ロシアだけで20種以上いますので、日本にも同程度の種類数がいると思います。
残念ながら比較標本が5種程しか届いていないので、検索表を検討出来ません。特に、付節の色で分けている部分が怪しそうです;^_^)
交尾器も部分図しかない種類が多いのでつらいです。
極東の昆虫の検索で、素木が記載した種類をいくつか扱っていますが、これについても本当に合っているのか疑問です。
私は、四国産の標本を全く持っていないので、素木が記載した種類について調べられず、正体がはっきりしません。