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山形県内で採集されたハナアブの記録をまとめようとしていますが、今ひとつ同定に自信がもてないものがいくつも出てきております。
これは、6月頭に大石田町で採集したものです。サワフタギの花に群れていました。
はなあぶ20号にしたがって検索すると、key9:腹部背板第2-3節は淡色〜淡褐色の後縁を備えていないのでヨツモンハナブトsp.Aに行き着くのですが、記載文と一致しません。プロポーションも細めですし、何より交尾器が違います。
交尾器をじっくり見ると、どうやらはなあぶ18号に紹介されているツマキハナブトハナアブB. violovitshiに一致するようです。
形態的な特徴は、はなあぶ18号に記述されている内容と一致しますが、胸部側面は赤みに乏しく、小楯板の黄色部もごく小さいですし、第2-3背板後縁は暗色になる点が違っております。
同時に得られた3♂は、皆同じ色彩をしております。 ツマキと同定していいでしょうか?ご教授ください。
交尾器の画像(腹面から)です。 側面からの画像は、ものが小さいこともあり、じゃじゃ馬レンズでもいい写真が取れませんでした f^^;)
交尾器の側面中央から先端に向けて梁が形成されており、下面には顕著な皺があります。先端部は細い針状になって上方へ湾曲しています。はなあぶ18号、20号、23号のBrachyopaの交尾器の図のうち、一致するのはB. Violovitshiのみと思います。
なお、同所で同時にツマグロハナブト1♂1♀、メスアカハナブト2♂1♀、カワカミハナブト1♀、ヨツモンハナブト1♀も得られています。
よろしくお願いいたします。
pakenya様。
ハナアブの場合、プロポーションでの判断は困難です。 交尾器を引き出すと、大概腹部は細めになりまし、成熟度等によっても体型が異なります。
確かに、B. violovitshiに似ていますが、精査しないと判断出来ません。
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