林道の様子です。
皆さんはじめまして。
以前ガガンボダマシの群飛を撮ろうと大量のフィルムと小遣いを無駄に消費したことがあります。200枚とはデジタルカメラあればこそですね。
市毛様 本種の初めてのホバリング中の写真で,貴重なものですね.群飛位置も概して高いのでご苦労があったことと思います.本種の群飛時の雄の飛翔姿勢は今回の写真の通りでして,体軸をほぼ60度くらいに保って,後脚を直線状にして斜め下方に伸ばす特徴的なものです.(補足:後脚の付節はかかとを返すように曲がっていたかと記憶しています)
本種に類似して翅がさらにガラス様透明,小楯板が広範囲に暗褐色,腹部一様に暗褐色,後脛節が本種同様に肥大する未記載種については,唯一回紀伊半島大塔山で群飛を観察しました.それはアタマアブ科のVeralliaで時折観察できるように,数mの高さの木の枝の下で2mほどの距離を水平往復飛翔をするものでした.
北米東部のAxymyia furcataを含めて他の種ではまだ群飛飛翔が観察されていません.
私はヤマトクチキカの群飛は何回か観察していますが,写真に撮っていません.市毛さん,写真を含めて是非報文にして下さい.
なお,モイワキノコバエモドキPachyneura fasciataではヤマトクチキカにやや姿勢が似て,ただ前脚を万歳をしたように体の後上方に伸ばしています.この格好で樹幹に沿うように地上1−2mの高さで,30cmくらいの距離で上下往復運動をしばらく繰り返した後に,また別の樹で同じ行動を繰り返します.これからが北海道での本種の発生期ですので,同地で採集などに行かれる方は,観察・写真撮影をしてみてください.ハマダラハルカ雄の樹幹(電柱)の上での上下スキップ飛翔とはまた別の行動です.
アノニモミイア様。
撮影場所でのホバリングの高さは、1.5〜2m程でした。
最も密度が高かった場所では、20〜30頭がホバリングしており、時折10頭位が密集する行動を見せていました。
別の場所では、3m近い高所をホバリングしていました。
どちらも木陰でしたが、撮影した場所のほうが下枝が低かったです。したがって、定位の目印になる下枝から一定の距離とっていたのかもしれません。
どちらにしても、最初はクチキカだとは気がつきませんでした。オドリバエと思ってネットを振ったところ、クチキカだったので驚きました。
アノニモミイアさんが色々とおだててくれるので、珍しくホバリングの写真を撮ってみようと思った次第です;^_^)