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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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クチキカ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/04/19(Thu) 07:38:53 No.3385  引用 
今年も、山から広葉樹材を拾ってきました。

先日、クチキカの1種が出てきましたが、昨年とは別の種類のようです。小楯板は黒色で、翅が曇り、メスの産卵管は伸張していない?ので、昨年の不明種と同じかもしれません。

茨城県北部ブナ・ミズナラ林内。体長約6mm。


Re: クチキカ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/04/19(Thu) 07:39:47 No.3386  引用 
同メスです。

Re: クチキカ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/04/19(Thu) 07:41:33 No.3387  引用 
朽木と脱皮殻

Re: クチキカ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/04/19(Thu) 07:50:07 No.3388  引用 
朽木から掘り出した脱皮殻です。

朽木は、表面1cmより下は非常に固い材なので、幼虫の脱皮殻までは辿り着けませんでした。(穴は垂直に開いています)

1週間ぐらい様子を見て、脱出が終わっているようでしたら、材を割ってみようと思います。


Re: クチキカ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/04/19(Thu) 13:31:43 No.3390  引用 
市毛さん,今年は期待していたのですが,ついに雄を出しましたね.すごいですね.間違いなく昨年の2雌と同種です.それに今回は蛹も得られたので,さらに所属がはっきりすると思います.蛹の呼吸管が波打つ形状からすると,Axymyia-Mesaxymyia系列のもののようです.Mesaxymyiaですと幼虫の鰓が2対,Axymyiaでは1対で櫛歯状になっていますので,あとは幼虫の脱皮殻を抜き出せばわかります.時には複数種が1本の朽木から出ますので,蛹殻とそれが出た穴が対応するようにマーク(番号を書いたマチ針をさすとか)しておいた方が幼虫の脱皮殻との対応が可能です.

それにしても発生期がかなり早いですね.

Re: クチキカ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/05/06(Sun) 19:01:25 No.3432  引用 
やっと時間が出来たので、幼虫の脱皮殻を発掘してみました。

朽木は直径が約10cm程で、脱皮殻は表面から約2cm程の位置に本体がありました。

彫刻刀で、材の柔らかい部分を抉り取るように削ってみました。

標本と脱皮殻は、アノニモミイアさん宛てに、近日中に発送します。


Re: クチキカ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2007/05/06(Sun) 19:04:30 No.3433  引用 
脱皮殻表面に菌糸のようなものが巻きついています。

Re: クチキカ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/05/07(Mon) 13:24:32 No.3436  引用 
坑道が良く見えるように削られましたね.材が硬い場合には幼虫の脱皮殻を残した状態で削るのは中々難しいものです.

それにしても,かなり浅い位置に幼虫の脱皮殻があったのですね.直径が10cm位ですと坑道そのものの深さもあまりないことになります.ハルカ,キノコバエモドキやキマダラガガンボなど材穿孔性の幼虫は明らかに材そのものを食っていて,その糞も坑道に詰まっているのですが,クチキカはその気配が非常に少なくて,且つ口器も材を粉砕する構造がないので,食性が未解決です.盛夏から晩秋にかけての成長した幼虫を採集して,消化管の中身を調べれば分るかと思いますが,発生木が羽化が始まらないと中々確認しがたいのが難点です.

幼虫の脱皮殻が分りましたので,属の位置もはっきりすると思います.市毛さんご苦労様でした.

Re: クチキカ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/05/10(Thu) 09:19:55 No.3449  引用 
市毛さんからお送りいただいた幼生期や雄の検討の結果,本種はMesaxymyia属に含まれる可能性が高く,またクチキカ科としては未記載種であることが明らかになりました.本種に良く似ていて触角がかなり短く,やや大型の種が九州の山地に生息しています.水辺の時々増水した時に水をかぶるような朽木に幼虫が生息していますので,このような材を野外から持ち帰ったときには,本科の羽化に注意してください.今から1ヵ月くらいが成虫の発生期です.これら2種のほかに,”Axymyia" japonicaのように雌の産卵器が長く伸びるタイプの種が日本列島にはこれを含めて3種生息しています.

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