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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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ついでにサービス 投稿者: 投稿日:2006/12/02(Sat) 21:46 No.2815  引用 
久々なので、まとめてあと1種。

Rhamphomyia(Calorhamphomyia) complicansと思います。

体長約7mm。茨城県北部の標高約600mのブナ林で、5月下旬の採集です。
交尾器のpenis後面に竜骨突起があります。

現在、長年宿題をさぼっていたMelangyna属を調べていますが、Rhamphomyiaのように交尾器に明瞭な差が出ていると楽しいのですが・・・・

よろしくお願い致します。


Re: ついでにサービス 投稿者: 投稿日:2006/12/02(Sat) 21:47 No.2816  引用 
かっこいい交尾器ですね。

Re: ついでにサービス 投稿者: 投稿日:2006/12/03(Sun) 02:50 No.2817  引用 
アノニモミイアさんは12/7くらいまで八重山だそうです。

Re: ついでにサービス 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2006/12/20(Wed) 14:26 No.2865  引用 
同定されたとおりRhamphomyia (Calorhamphomyia) complicans Frey, 1953の雄です.本種は東北,関東ー中部,近畿ー中国の3群に雄交尾器のペニスの竜骨状突起と湾曲の具合で分かれます.北関東のものはその点では境界域なので面白い場所です.なお,本亜属のペニスは様々な屈曲や湾曲,付属突起を出していますが,これらは決して柔らかいものではなくて,硬く骨化したものであって,変形しません.
本種は林間の空き地で斜めに向かう楕円軌道の大群飛を行います.上端は10m程です.R. complicans群には,本種より1ヵ月早く出現する別種があります.
Calorhamphomyia亜属は日本に約50種いますが,まだ未調査地域(北関東,房総,東海,紀伊半島,四国山地)などからは未発見の種がいる可能性があります.台湾の山地や朝鮮半島,あるいは中国西部などで本亜属が発見されると面白いのですが,今のところ日本列島と北米東部の固有亜属です.

Re: ついでにサービス 投稿者: 投稿日:2006/12/21(Thu) 08:35 No.2868  引用 
アノニモミイア様。

詳細なコメントありがとうございます。
どの種類をたずねても、地方変異や生態面の情報を把握しておられるようで、頭が下がるばかりです。

また、早春や秋口はオドリバエにはほとんど注意していなかったので、来年からは注意して採集してみます。

今後ともよろしくお願い致します。

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