46426361
一寸のハエにも五分の大和魂・改
[トップに戻る] [通常表示] [アルバム] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [旧過去ログ] [管理用]
1: 小笠原の海のユスリカ? (2) / 2: Bicellaria早春のヒメセダカオドリバエ? (3) / 3: ヒコサンアリヅカノミバエAenigmatias gotoi Disneyでしょうか? (3) / 4: ムシヒキアブでしょうか? (7) / 5: ハネオレバエ(ハネオレホソバエ)でしょうか?? (1) / 6: ハネナガケブカミバエでしょうか? (6) / 7: ハナレメイエバエ科でよいでしょうか? (0) / 8: ハネフリバエ (2) / 9: 砂浜の、ConchopusとPlatypulpus (4) / 10: Elaphropezaケズネクサハシリバエでしょうか? (3) / 11: Conchopus saigusaiゲンカイシグマクチナガイソアシナガバエですか? (6) / 12: オドリバエ科の何かでしょうか?? (1) / 13: オドリバエ科のDolichocephala属でしょうか?? (2) / 14: オドリバエ科の何かでしょうか?? (2) / 15: シダコバエAnthomzidaeでしょうか? (3) / 16: 名前がわかりません (2) / 17: くりのけらClinoceraでしょうか? (0) / 18: ネジレオバエでしょうか?? (2) / 19: 鎌状の前脚オドリバエCheliferaでしょうか? (3) / 20: Crossopalpusホホナガハシリバエですか? (0) /


[ 指定コメント (No.2814) の関連スレッドを表示しています。 ]

しばらくぶりのオドリバエ 投稿者: 投稿日:2006/12/02(Sat) 21:10 No.2813  引用 
しばらく、オドリバエです。

Rhamphomyia(Pararhamphomyia) setulosaと思われます。

体長約4mm。茨城県北部の標高約600mのブナ林で、5月下旬の採集です。

よろしくお願い致します。


Re: しばらくぶりのオドリバエ 投稿者: 投稿日:2006/12/02(Sat) 21:11 No.2814  引用 
同じく交尾器です。

顕微鏡用のデジカメが調子悪いのでデジタルズームです。
低倍率ですみません。


Re: しばらくぶりのオドリバエ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2006/12/20(Wed) 14:13 No.2864  引用 
同定されたとおりR. (Pararhamphomyia) setulosa Saigusa, 1964の雄です.本種はPararhamphomyiaの中に近縁種が見当たらないもので,本州から九州,更に朝鮮半島にも分布しています.やや発生期が遅く,春というより初夏の種です.雌は未記録ですが,翅が著しく暗褐色で,雄と共に採集できるほかのRhamphomyiaにはこのような雌はないので,識別は容易です.

本種よりずっと遅く8月中・下旬に中部地方の亜高山帯に現われるのがR. (Pararhamphomyia) rotundicaudaです.これはciliatopoda群に入ります.本群は更に遅く10月下旬に本州から九州にかけて1未記載種が発生します.ほかに,奄美大島のciliatopoda,沖縄本島のyasumatuiがあります.琉球列島には他にも数種未記載種があり,まだ今後も新しい種が出る可能性があるので,10日ほど調査にでましたが,ほとんど連日雨でした.しかし,沖縄本島ではyasumatsuiのほかに2種未記載種が混生しているのには驚きました.もう本土ではシーズンオフですが,秋のEmpisやRhamphomyiaは結構面白い種がいるようです.

処理 記事No 暗証キー

- Joyful Note -
- Antispam Version -