双翅目には直接は関係が無いのですが、ここ連日甲虫関係者の訃報が続いております。
先月31日に、福井の佐々治寛之先生がお亡くなりになり、その葬儀が3日に行われました。 ところが、3日の晩にハムシ屋の小宮義璋氏がお亡くなりになったとの書き込みがゴミムシ板にあり、驚かされました。 共に私が甲虫を調べていた時代には、少なからずお世話になった方々でした。 一方、双翅目関係は、大御所は殆ど退官しており、残った方も退官間近となっているようですが、中堅〜若手の研究者が希薄で、特に分類屋が少ないのが気になっております。 大学や研究機関の独立法人化で、お金にならない分類が切捨てられがちななか、プロの占めるウエイトが非常に高い双翅目の分類が今後どうなってしまうのか、不安に思います。 後継者のいない分類群については、特に今後が不安です。 鹿児島大学の永冨昭先生が亡くなった後、記載予定であったムシヒキアブなどが多数棚上げ状態になっており、当事者も残念がっているそうです。 今後どうなってしまうのでしょうかね? |
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