こんちは。いつもいろいろ ありがとうございます。
画像は、今年埼玉(南部と中部)で採ったフンコバエです。 始めは同じ種と思って採ったのですが、脚の色が全然違っ ていました。どちらも約4mmくらいです。 文献を持っていないので、私には同定できないのですが、 どの程度わかるものでしょうか? (まさか!)意外と、種までわかったりしませんでしょうか? また、よろしければ、モノグラムの載ってる文献をご紹介 いただけませんでしょうか?
・・この辺はフンコバエ師匠にお任せするしかありませんね。
日本産のモノグラフ的な文献はまだなかったと思いますが、重要種の検索表は衛生動物学会の会誌のMedical Entomology& Zoology 37(2):113-120,1986 に出てます。 他フンコバエ文献はこちらをみてちょ〜・・ http://furumusi.aez.jp/fly/spotlight/funkobae1.htm
ハエ男さん、いつもありがとうございます。
ご紹介いただいた文献を入手してみたいと思います。 また、いろいろ教えてください>
バグリッチ様
上の画像はマダラオオフンコバエCrumomyia annulus (Walker, 1849)で、下は実物を見ないと断言できませんが、おそらくヤマトオオフンコバエCrumomyia nipponica (Richards, 1964)と思います。小楯板にある2対の剛毛の間にやや長い毛が数本生えていればこの2種のいずれかで、腿節2/3のところに黄褐色のリング状の部分があればマダラオオフンコバエに間違いありませんが、この部分がたまにくすんで黒ずんでいる個体があり、その場合、交尾器の形態を見ないと判断出来ない場合があります。 日本産のまとめを書けるのはまだまだ先になりますが、前回”はなあぶ”誌に原稿を書いた際に編集部より同定の手引きのようなものを書いてほしいとの要望がありましたので、とりあえず現在までに分かっている部分について連載で解説してゆく予定です。
フンコバエ様
ご教示ありがとうございます。 はなあぶ の記事、拝読しておりました。これに同定の手引きがあれば・・・とまさに思っていたところです。 連載は、本当にうれしいです。 画像の2種の小楯板を確認しました。 2対の剛毛の間のやや長い毛は、マダラと思われる方は、3本、ヤマトと思われる方は2本、確認できました。 マダラは腿節の黄褐色のリングがあることから、間違いないのでは!と思いますが、ヤマトは、長い毛2本でよいかどうか、ちょっと不安です。 いかがなものでしょうか?
バグリッチ様
小楯板剛毛間の毛の数は同定の決め手にはなりません。腿節の黄褐色のリングの痕跡が全くなければおそらくヤマトの方だと思います。最終的には交尾器を調べた方が良いのですが、下記の文献に両種の図が載っています: Norrbom, A. L. and Kim, K. C. 1985. Systematics of Crumomyia Macquart and Alloborborus (Diptera: Sphaeroceridae). Systematic Entomology, 10:167-225.
フンコバエ様
重ねてありがとうございます。 脚の色彩からは、当初の想定どおり、マダラとヤマトでいいように思えます。 図の出ている文献をとりよせて、確認したいと思います。 |
- Joyful Note -
- Antispam Version -