こんにちは!4月末に、砂浜に打ち上げられて乾きかけた海藻を持ち上げてめくると、錆びたナイフではなく、ハマトビムシ(ヨコエビの類)がピョンピョン散った後に、やや遅れて体長1.2mmのオドリバエらしきものがチョロチョロチョロ〜っと素早く走って逃げていきます。これは何でしょう? 海藻から波の届かない砂漠地帯をはさんで、コウボウムギとハマヒルガオの群落に入るとまた別の「黄色い微小オドリバエ」がいます。 遠目にはElaphropezaに似ていますが、不平士族秋月の乱で有名な甘木朝倉地域や松田聖子チェッカーズ出身地の久留米市で、枯れたススキの株を叩いて採れるエラフィロペザは赤くて光沢があり、頭が小さくて丸い、仮面ライダー555(ファイズ)のような顔つきです。 植物群落の黄色い微小種は陸地側から進出してきた可能性がありますが、海藻下の種は「無翅型も居るのかな?」と思って吸うと、吸虫管の中で羽を伸ばしているようです。ハマトビムシのピョンピョンがひと段落してから逃げ出すものもいるので、砂の中から羽化直後の個体が這い出してきているかもしれません。
山本様.
海浜の海藻の下にいるオドリバエというと,Chersodromiaハマハシリバエ属が思い浮かびます. 鹿児島大学の前田拓哉氏が極東ロシア産について新種記載したときの写真が下記のURLで見られます. https://zenodo.org/record/202914 また,ハマハシリバエのメジャーデビューという鹿児島大学総合研究博物館報の記事もあります. https://www.museum.kagoshima-u.ac.jp/publications/pdf_images/newsletter/News%20Letter%20No.29.pdf 参考にしてみてください.
海藻下の生態やがっちりした形態が似ています。不鮮明な写真ですみませんでした。とても参考になります。先生大好きです涙が出ますありがとうございます!!
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