採集後の写真です。
翅は褐色で濃淡がありますが、目立った黒斑はありません。
中肢と後肢が破損していますが、肢は褐色で腿節と脛節の末端は黒褐色です。
よろしくお願いします。
HY 様.
沖縄周辺にはクシヒゲガガンボの不明種が何種類かいるようです.
一度似たような種類を専門家に見てもらっことがあるのですが,Pselliophora sp.というラベルで戻ってきました.
もう少し専門家の数を増やさないと,大型の双翅目でも解らない種類が減らないようです.
市毛 様.
ご提示された<Pselliophora sp.>でNet検索したところ、「みんなで作る双翅目図鑑」に♂の写真が載っていました。採集標本は♀なので十分な比較はできないと思いますが、翅脈や翅と脚の色合いなどよく似ています。ただ、胸部と腹部第1節の色は異なっています。ガガンボ亜科のCtenophorini族には、Pselliophoraの他にCtenophoraなどのよく似た属がいるようなので、Ctenophorini族の一種としておきます。大型種なのに帰属もわからず残念に思っていましたが少しすっきりしました。<沖縄周辺にはクシヒゲガガンボの不明種が何種類かいるようです>とのことなので、今後の研究に期待します。
貴重なご教示に感謝いたします。
市毛 様.
投稿した写真を記録していたところ、「みんなで作る双翅目図鑑」に掲載されているPselliophora sp.とよく似た写真と標本が出てきました。
体長は13mm、撮影地は名護岳、撮影日は2020年10月です。
写真による判定ですが、同一種で間違いないと思います。
この標本は、Pselliophora sp.と記録しておきます。
市毛様のご教示により一石二鳥になりました。
ありがとうございます。