Cleriさま
「ふたはね」というのは故玉木長寿さんが中心となって主に埼玉昆虫談話会の中で活動をしていた「Dipteraの会」が発行した会誌です。残念ながら4号で終わってしまいましたが、その中身は驚くほど読み応えのある高度な内容となっています。
それで、Dipteraの会のメンバーで双翅目談話会の会員でもある何名かの方より「ふたはね」1号から4号までお借りしたので、それについて先日の双翅目談話会関東同定会で紹介させていただきました。
ということで、興味がある方はぜひ双翅目談話会に入会していただければと思います。
ケンセイ@カエルキンバエの情報も載っています^^
Cleriさま
この画像はハナアブ科のシロスジナガハナアブの♂だと思います。
ケンセイ@双翅目は科の同定が意外と難しいです
ケンセイさま
早速教えて頂きありがとうございます。
ハナアブ科でしたか・・;;
談話会のハナアブ図鑑もあるのでもっとしっかり見るべきでした。
それにしても双翅目は科の同定が難しいですね。
もっと数を見て、まずは慣れることから始めないとダメですね。
投稿者:F 投稿日:2005/06/18(Sat) 23:12 No.1351
で、福岡県北部で写されたハチモキバエの写真が出ており、ハエ男さんのコメントで、韓国のデガシラバエの文献に出ている
Eupyrgota tigrinaっていう種類にそっくりだと書いてありました。
これと同じ種類と思われるハチモドキバエをやはり福岡県で写していますので、データの蓄積に投稿します。ピントが甘いです。
福岡県福岡市西区飯盛 2007.05.26撮影です。
pieris様.
出来れば,撮影と同時に捕獲して標本にして頂ければ幸いです.
ハチモドキバエ類は,あまり剛毛が重要で無いので,フィルムケースにでも保存しておいて,死んだところで三角紙等に入れておくだけでも立派な標本となります.
では,また.
市毛様。おっしゃる通りです。
ハエ素人ですのと、写真撮影が主ですので、普通種と重要な種の見分けがまったくできないのが現状でして、写したハエ目の素性をあとから調べていくときにみな様からの助言などで、あの時に標本を採集しておけばよかったと悔やまれるケースにたまに会います。
私が出会うハエ目の99.9%まではたぶんごくごく普通種に違いありません。小数点以下の重要種のための標本採集から管理までの余裕が私にはほとんど取れません。
普通種と思われていても、将来はどう評価が変わるか予測のつかない現在ですし、普通種であってもデータ蓄積のための生標本収集の重要性が見逃せないのも十分に存じてはいるのですが、現実問題としてなかなか実行が難しいです。申し訳ありません。
ただ、アノニモミイアさんとは以前より親しくさせていただき、研究室も我が家から車で10分程度ですので、大変にお忙しいのを承知の上でこれからはお手?を煩わせようと心中ひそかに思っています。
いつもお世話になります。
フトハチモドキバエのオスかと思うのですが絵合わせの写真がなく、腹が細いので「フト」を疑ってしまいます。
何者でしょうか?
体長:15mm 2008年7月 奈良県平群町 建物の壁
平群庵様.
フトハチモドキバエ Eupyrgota fuscaに比べ,翅の暗色部が少ないようです.
別の角度の写真はありませんか?
別の角度写真です
平群庵様.
今回の質問に答えるのに,色々と文献を調べてみました.
やはり極東の昆虫の検索でしか日本産のデガシラバエ科を調べることは出来ないようです.
デガシラバエ科を書いた,Korneyev&NarchukはHering等のタイプ標本も調べているので,かなり精度は高いと思います.
残念ながら,E. fuscaやE. flavopilosaのタイプは調べていないのですが,旧北区やエチオピア区等のデガシラバエ科は彼が一番詳しいようです.
さて,写真のほうは,
やはり,翅の先端1/4ほどが暗色で,腿節の大半が黄褐色なので,Eupyrgota luteola (Coquillett, 1898) オオハチモドキバエと思われます.
フトハチモドキバエEupyrgota fusca Hendel, 1914は,腿節全体が黒褐色で,翅も広く暗色とされています.
なお,体毛が赤褐色な場合はEupyrgota flavopilosa (Hendel, 1914)となりますが,この種は原記載以来記録が無いようです.
では,また.