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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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冬虫夏草の宿主 その1 投稿者:K.Y 投稿日:2012/10/02(Tue) 17:10:41 No.7870  引用 
滝の近くの倒木から発生していた冬虫夏草(不明種)の宿主です。
倒木はおそらく広葉樹で樹皮が完全に消えており、幼虫は浅いところに潜っていました。
脚のようなものは見当たりません。尾部に円盤状の突起が二つあります。
長野県上田市標高1300mの温帯広葉樹林にて9月16日撮影。
ご教示お願いします。


冬虫夏草の宿主 その2 投稿者:K.Y 投稿日:2012/10/02(Tue) 17:12:13 No.7871  引用 
頭部です。

冬虫夏草の宿主 その3 投稿者:K.Y 投稿日:2012/10/02(Tue) 17:13:18 No.7872  引用 
尾部です。
よろしくお願いします。


Re: 冬虫夏草の宿主 その3 投稿者: 投稿日:2012/10/03(Wed) 11:44:55 No.7873  引用 
種や属までは分かりませんが、ガガンボの幼虫です。

Re: 冬虫夏草の宿主 その3 投稿者:K.Y 投稿日:2012/10/03(Wed) 12:21:47 No.7874  引用 
朽木に生息するガガンボがいるのですね。ありがとうございます。
ガガンボの幼虫の外見的特徴と、幼虫が朽木内で生活する種にどのようなものがあるのか
教えていただけると助かります。

Re: 冬虫夏草の宿主 その3 投稿者:達磨 投稿日:2012/10/07(Sun) 07:50:19 No.7875  引用 
ガガンボの幼虫の最大の特徴は頭部の形状で、頭蓋の後縁が大きく切れ込むので頭が胸とつながる頭蓋の穴(Occipital foramen)は単純な円形ないし楕円形状ではありません。生きている時であれば、頭を胸の中に引っ込めることができます。気門は普通腹部の末端の平滑な部分に1対あり(突起の先に位置したりはしない)、写真に見るようなよく発達した気門の形はガガンボ科(狭義の)のいくつかの属で見られます。気門の周りに2〜8本(科や属によって異なる)の突起が見られますが、朽ち木や土壌でくらすガガンボの幼虫では突起の発達が弱いのが普通です。
幼虫が朽ち木でくらすガガンボに、代表的なものはTipula (Vestiplex)やクシヒゲガガンボの仲間がありますが、ヒメガガンボ類にも多く見られます。

ありがとうございます 投稿者:K.Y 投稿日:2012/10/07(Sun) 22:03:23 No.7876  引用 
ご教示ありがとうございます。
最初幼虫は完全に菌糸に覆われていたため菌糸を剥がしたのですが、頭部と胸部の境界付近が
妙に厚い菌糸に覆われているな…と感じていました。しかしこれは胸部に頭部が半ば埋まっていたため
そう見えたようです。
今回の宿主はガガンボ科の幼虫として整理します。なお、ガガンボの幼虫から冬虫夏草の有性世代が生じた
例は今回が初めてだと思います。

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