ミギワバエ_Scatella属 投稿者:斉藤@岡山 投稿日:2012/01/16(Mon) 03:10:47 No.7493 7月に岡山平野の河川敷でとれたミギワバエです。 BOXライトで数百のS. breviventrisに混じって、数個体だけとれていました。 前縁脈が奇妙に太くなっていること、剛毛の配列などから、Scatella (Scatella) callosicosta Bezzi, 1895 ではないかと思います。 しかし、翅に白斑が確認できない(折れているし、薄くて見えないだけ?)など、Fauna Japonicaの記述とぴったりではありません。 いかがでしょうか? 添付:7493.jpg (43KB) Re: ミギワバエ_Scatella属 - 斉藤@岡山 2012/01/16(Mon) 03:12:36 No.7494
上記と同じ個体の顔です。 頬に1剛毛があります。 全体的に褐色の粉をふいています。 Re: ミギワバエ_Scatella属 - 茨城@市毛 2012/01/16(Mon) 22:50:53 No.7502 斉藤@岡山様. 大石氏の説明では,Scatera属ではS.calida, S.obsoleta, S. stagnalisの3種は個体変異の幅が広く同定が難しいそうです. 特に,S. obsoreta(= S. callosicosta)は,無紋型と有紋型があり,明色型と暗色型もあるそうです. 前縁脈が明瞭に太くなっているので,S. obsoretaの無紋型の可能性が高いと思います. Re: ミギワバエ_Scatella属 - 斉藤@岡山 2012/01/16(Mon) 23:27:21 No.7504 茨城@市毛 ご教示ありがとうございます。 S. obsoreta(= S. callosicosta)の可能性が高いとのこと。 Scatera属はややこしそうですね。 交尾器を出すにも、2mm程度の極小種ですし。 今回、♂は4個体しかなく、交尾器を出すことに成功しませんでした。 なお、同じトラップでとれた、同種♀と思われる個体(あまり自信なし)の写真を追加しておきます。 ♂のように前縁脈は太くありません。 Re: ミギワバエ_Scatella属 - 斉藤@岡山 2012/01/16(Mon) 23:29:11 No.7505 上記の顔面です。 前の♂個体ほど、粉をふいた感じになっていません。 エタノール液浸だったサンプルを乾かしたものなので、少し落ちたのかもしれません。 |