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アタマアブ科では 投稿者:田中川 投稿日:2008/09/30(Tue) 00:03:33 No.4874
2008.9.25 三重県津市の海岸部。イネ科の草むらにて撮影。
体長はせいぜい3ミリくらい。アタマアブ科ではと思いますが、種名までには辿り着けないのでしょうか。
交尾中の一個体が頭部を取り外すようなことをして、また元通りに収めていましたが、これは何なのでしょうか。

添付:4874.jpg (49KB)
Re: アタマアブ科では - 田中川 2008/09/30(Tue) 00:06:01 No.4875
元通りになりました。

Re: アタマアブ科では - 田中川 2008/09/30(Tue) 00:14:39 No.4876
翅脈は「みんなで作る双翅目図鑑 画像一括閲覧ページ」で見られるアタマアブ科のものと似ています。

Re: アタマアブ科では - 茨城_市毛 2008/09/30(Tue) 12:04:37 No.4877 ホームページ
田中川様.

確かにアタマアブ科の1種です.
頭部の形状や翅の縁紋からPipunculini族と思われます.

Pipunculini族は,記載されているだけでも70種近く日本に分布しているようです.腹部斑紋などの明瞭な特徴を欠くので,顕微鏡で精査しないと同定出来ません.
また,数年前に手元の標本を調べた際に,同定出来ない種類が結構あったので,もっと種類が多いのかもしれません.
(日本産アタマアブ科は,1990年時点で107種)

1枚目の写真は,メスが頭部をクリーニングしていると思われます.頭部と胸部との筋肉が細いので,こすった際に伸びてしまうようですが,非常に面白い写真ですね.


Re: アタマアブ科では - 田中川 2008/09/30(Tue) 23:33:52 No.4878
茨城_市毛様、ありがとうございます。
これらの写真では属までの絞込みが出来ないのですね。こんな小さな彼らに類似の仲間がたくさん居るのですね。できるだけ種の特徴がわかるような写真を撮りたいと思います。

メスが頭部をクリーニングしていたのですね。当初はオスに襲われているのかと思いましたが、頭が元通りに収まっていたので不思議でした。標本を試みましたが、頭が取れてしまい、諦めました。細くて、もろい筋肉で繋がっているんだなと実感しました。


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