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埼玉の面白いハエ 投稿者:藤田昂生 投稿日:2026/06/03(Wed) 17:34:59 No.12180 お久しぶりです。藤田(もと虫キョロリス)です。最近は大学の授業に苦しんでいますが、ハエと向き合う休日の時間を救いに毎日過ごしております。先日(5/30)、埼玉県寄居周辺の某山で採集しました。 この山で、腹の赤いアリノスアブを見かけました。容易に網に入ったのですが、ひどいヘマをして見失ってしまいました。ハラアカアリノスアブでほぼ間違いないと思いますが、関東にも居るのですね。証拠標本が採れなかったのは大いに残念ですが、もし参考になればと思い、ここに書き残しておきます。6/1にも採集に行きましたが、リベンジなりませんでした。 ちなみにヤドリバエのほうは、この2日で43属56種が採れるなど顕著な豊作でした。珍しいところだと、Oswaldiaの大型種やErycesta、コウモリガ寄生のScaphimyiaが採れました。属不明のかっこいいヤドリバエが採れたので写真を貼っておきます。刺毛配列など鑑みるにおそらくEryciiniですが、該当しそうな属がさっぱりわかりません。旧北区のマニュアルだとElodia辺りに落ちますが別物のように思います。2♂1♀を得ました(メスは黒っぽい)。 さらに、同じくEryciiniで、Isosturmiaに似るが産卵管が硬化したものも採集できて、これも属がわからないです。面白いものが色々採れたので、引き続きゆっくり調べてみようと思います。 添付:12180.png (94KB) Re: 埼玉の面白いハエ - 藤田昂生 2026/06/03(Wed) 17:42:34 No.12181
何故か写真がうまく表示されなかったので、写真だけ再度投稿します。 Re: 埼玉の面白いハエ - 大宮 2026/06/07(Sun) 23:33:55 No.12186 藤田様 学業お疲れ様です。ヤドリバエの大収穫ですね。 似たようなものを、昨年初めてオス1頭だけ採りました。岐阜県の養老山地、2025年11月中旬、体長5mm。 マウント時に交尾器は抜いてあります。今見ると腹部に少し脂が出ているようです。 胸腹部の微粉が光を反射する方向が通常とは異なり、後から見ると黒くて確認できず、前から見ると輝きが強いです。 かなり変わっています。 第3、第4背板腹面には分かり難い微毛のパッチがあります。 旧北区のマニュアルを試した結果は同様です。 495番で顔堤剛毛の範囲を迷って反対へ行くと、513番で選択肢が無く詰まります。 中央ヨーロッパのキーは、63番で頭部後腹部の毛が黒色なのでElodia には行かず、67番でストップです。 東洋区の検索ではEryciini で、Aneogmena-group とするには問題があり、無理やり進むと名前が良く似たElodimyia がありますが、これも違うようです。 新北区のマニュアルは81番でストップです。 なかなか難しいです。 Re: 埼玉の面白いハエ - 藤田昂生 2026/06/09(Tue) 23:24:04 No.12190 大宮様 ご返信ありがとうございます。そして、美しい標本写真をありがとうございます、眼福です。大宮様も採っておられたのですね。私の個体も、腹部に脂が出ました。脂が出やすい種類なのかもしれません。 やはり旧北区や東洋区の検索表では、該当しそうな属が見当たらないですよね。大宮様の考えをお訊きできて、たいへん心強いです。外見はもちろん、第3、4背板腹面のパッチ、雄のcercus・surstylusの形状も少し独特であるだけに、正体がとても気になります。MesnilのDie Fliegenも軽く辿って見ましたが、該当しそうなものがわかりませんでした。微粉が光を反射する方向については、深く考えていませんでしたが、おっしゃる通り、前方へ反射していますね。たしかに変わっています。 ちなみに、私が採集したメス個体からは、マクロタイプの卵が確認されました。微小卵が特徴のGoniini族ではないようです(現在の分類体系で誤ってGoniiniに配属されている可能性も大いにあるので、候補が絞られるとも限らないのですが)。これはなかなか難しそうですね。 |