返信フォーム

Syritta属のどれかでしょうか 投稿者:フクナガ 投稿日:2026/01/30(Fri) 11:45:49 No.12102
沖縄本島でハナアブを見つけました。Syritta属でしょうか?
Syritta属は国内に4種いるそうで、S.thompsoni か S.orientalis あたりかと思いますが、分布がはっきりわからずどれかわかりません。
タイミングが悪く不鮮明な画像しかありませんが、何かわかることがありましたらよろしくお願いいたします。

添付:12102.jpg (68KB)
Re: Syritta属のどれかでしょうか - フクナガ 2026/01/30(Fri) 11:47:33 No.12103
撮影は2024年 10月3日です。

Re: Syritta属のどれかでしょうか - 茨城@市毛 2026/01/31(Sat) 22:30:37 No.12104
フクナガ様.

Syritta属は同定が難しく,雌雄共に写真での判別は困難です.

手持ちの標本が,thompsoniとpipiensしか有りません.
thompsoniは,雌雄共に腹部第2背板の斑紋は帯状で,中央部がやや暗化しても完全には中断されないようです.

本属の専門家であるLyneborg氏らは,
S. orientalis is a variable species, especially with regard to colour of the hind femora and of tergum 2.
と,orientalisの色彩での同定が難しいことを記しています.

写真のハナアブは,S.orientalisの可能性もありますが,台湾に分布しているS.indicaが沖縄で確認される可能性もゼロでは有りません.

分布:としては,
S. orientalis ヒメモモブト, 九州(宮ア), 南大東島; 台湾などの東洋区.
S. thompsoni ミナミモモブト, 八重山諸島; 台湾,インドネシア.
S. snyderi オガサワラモモブト, 小笠原諸島.
S. pipiens モモブト, 北,本,四,九,対馬, 五島列島; 全北区,ネパール, 他.

日本未記録種)
S. indica, 中国(広東省), 台湾,フィリピン等.

となっております.

参考文献
Lyneborg, L. & Barkemeyer, W. 2005. The Genus Syritta, A World Revision of the Genus Syritta Le Pelletier & Serville, 1828 (Diptera: Syrphidae). Entomograph 15. Apollo Books, Denmark. 224 pp.
岩ア郁雄. 2024. 宮崎県でヒメモモブトチビハナアブを確認. 月刊むし, (637): 28-29.


Re: Syritta属のどれかでしょうか - フクナガ 2026/02/01(Sun) 14:02:09 No.12105
市毛様.

詳細な情報、非常に助かります。S. orientalisが変異に富んでいる上、
S. indicaまで可能性があるとなると種まで絞るのは非常に難しいですね。

鮮明な写真が無いにもかかわらず、とても丁寧なご説明ありがとうございました。


おなまえ
Eメール
タイトル
コメント
コメント内には下記と同じURLを書き込まないで下さい
参照URL
添付File  (100kBまで)
暗証キー (英数字で8文字以内)
投稿キー (投稿時 投稿キー を入力してください)
文字色