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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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トゲヒメヒラタアブでしょうか? 投稿者:木佐浩之 投稿日:2024/09/19(Thu) 17:39:04 No.11741  引用 
こんばんは。いつもお世話になっております。
画像は今朝(9/19)徳島市で撮影したヒラタアブです。
トゲヒメヒラタアブ♀に似ていると思いますが、ご確認下されば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

房総半島海浜のツルギアブ科(不... 投稿者: 投稿日:2024/09/08(Sun) 23:24:42 No.11736  引用 
はじめまして、DKと申します。
最近、双翅類に興味をもちまして、色々と勉強させていただいております。

房総半島の海浜で採集したツルギアブ科?について、ご教授いただければと思い、投稿させていただきました。

文献(1)の検索表でAcrosathe属のタシマツルギアブに行き着いたのですが、交尾器の形状が一致せず、他の交尾器のイラストとも一致するものがありませんでした。

また文献(2)のシオサイツルギアブ、文献(3)のハマツルギアブ、タシマツルギアブ、ヨシコツルギアブとも交尾器の形状が一致しませんでした。

まだ双翅目について詳しくなく、些細なことでも構いませんのでご教示いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。


[データ]
採集地: 千葉県南房総市和田町
採集日: 29.E.2024
体長:約9〜10 mm
性別: ♂


【参考文献】
(1)永冨・大石(2000)日本産ツルギアブの同定.はなあぶ,9:1-32.
(2)大石・條木・別府(2010)日本産Acrosathe属(ツルギアブ科)の新知見.はなあぶ,30-1:31-46.
(3)柿沼(2009)山口県・島根県の海浜性ツルギアブ分布記録.はなあぶ,27:54-55.


Re: 房総半島海浜のツルギアブ科... 投稿者: 投稿日:2024/09/08(Sun) 23:25:29 No.11737  引用 
交尾器等の画像を追加させていただきます。

Re: 房総半島海浜のツルギアブ科... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/09/09(Mon) 12:52:51 No.11738  引用 
DK様.

実物を見ていないのでよく分かりませんが,文献からの推測では,

大石・條木・別府(2010)の検索表での,

 陰茎後側突起(PLP)がやや短く外側に向かって伸びる

という特徴で,Acrosathe stylata ナギサツルギアブ
(永冨・大石[2000]のP.20 付図13-22)
に落ちると思いますが,如何でしょうか?

なお,解剖後に♂交尾器が乾燥してしまうと曲がり具合などが図と異なることもあります.

Re: 房総半島海浜のツルギアブ科... 投稿者: 投稿日:2024/09/10(Tue) 10:07:23 No.11739  引用 
茨城@市毛 様、

ご返信ありがとうございます。
ありがとうございます。
乾燥などによっても変化するのですね。
大変勉強になります。

Acrosathe stylata ナギサツルギアブの項を再度確認させていただきました。
第9背板(EP)の形状からもご指摘いただいたように本種で間違いなさそうです。

また当県からは記録がないようですので、今後、何かの形で公表できたらと思います。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

富士山のアブ 投稿者:YM 投稿日:2024/08/29(Thu) 12:34:31 No.11733  引用 
ヘリヒラタアブだと思って撮りましたが、ヘリに黒い線がなかったです。
名前がわかると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
8/17撮影


Re: 富士山のアブ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/08/29(Thu) 21:21:41 No.11734  引用 
YM 様.

Megasyrphus erraticus オオオビヒラタアブのメスです.

Re: 富士山のアブ 投稿者:YM 投稿日:2024/08/30(Fri) 11:49:01 No.11735  引用 
市毛様
早速ご回答ありがとうございます。
高山にいる種なのですね。撮影場所は5合目あたりです。
アブやハチの黄色い部分が水色に変化しているのはどういう理由があるのかなどわかっていることがもしありましたら教えていただけますと幸いです。

クシツノアブ科について 投稿者:KF 投稿日:2024/08/20(Tue) 22:17:16 No.11728  引用 
いつもお世話になっております。
クシツノアブ科のようですが、触角の色等でガロアクシツノアブと異なっております。Nagatomi(1984)のNotes on Rachiceridae (Diptera)を見ましたが、R. sakishimanusは翅に斑紋があるようですが、この個体は無紋のようです。

採集データ
採集地:青森県青森市(標高80m)
採集日:7月13日〜20日(マレーズトラップ)
※体長は6-7mm

ご教示下さいますと幸いです。


Re: クシツノアブ科について 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/08/23(Fri) 19:28:37 No.11729  引用 
KF 様.

R.galloisiガロアクシツノアブに比べ,触角の節数が明らかに多いように見えます.また,後脚の黒色部や前・中腿節も先端部がやや暗化している点なども異なるので,未知種のような気がします.

Re: クシツノアブ科について 投稿者:KF 投稿日:2024/08/24(Sat) 20:56:52 No.11732  引用 
茨城@市毛 様

お返事ありがとうございます。
未知種かもしれないとのことで、クシツノアブの一種として保管します。
青森市の森は何かびっくりするものが採れるので、まだまだ調べていきたいと思います。
この度もどうもありがとうございました。

Eupachygaster tarsalisメス? 投稿者:ふかさわ 投稿日:2024/08/24(Sat) 18:38:11 No.11730  引用 
いつもお世話になっております。
現時点で日本より記録のない?
ミズアブ科(Stratiomyidae)ーチビミズアブ亜科(Pachygasterinae)の
Eupachygaster tarsalis (Zetterstedt, 1842)のメスと思われる個体です。
同定が正しいのか、日本の記録の有無など、何か情報をご教示いただけますと幸いです。 
(ミズアブ科を専門としてる方の聞いてみるべきでしょうか..?(海外))






[特徴]
・翅の1/3程(discal cellの手前まで)が黒い
・複眼(1つ)の幅より額上部の幅の方が狭い
(E. subtarsalisは幅がほぼ同等で、額の幅の方が若干広い)
・額下部(触角の周辺)に銀色の微毛を持つ
・後頭部下部の幅が狭い
・小楯板が大きく、平らな縁を持つ
・中脚脛節と後脚脛節の中央周りが黒い
(E. subtarsalisは全体的に明色.)
※Anepisternum(?)に黄色い部分がありますが、これはダニです。
[データ]
採集地: 神奈川県秦野市堀山下
採集日: 21 V 2023
体長:約4.0mm
翅長:約4.9mm
性別: メス

[参考文献]
・Krivsheina, N. P. 2004. A review of the stratiomyid-fly genera Neopachygaster Austen, Eupachygaster Kertesz and Pachygaster Meigen (Diptera, Stratiomyidae) from Russia and neighbouring countries. Entomologicheskoe Obozrenie, 83(2): 490-506.
・Oldroyd, H. 1969. Diptera - Brachycera. Tabanoidea and Asiloidea. Handbooks for the Identification of British Insects 9(4-a): 136pp. Royal Entomological Society of London.
・Alan S., Martin D.,2014. BIRITISH SOLDIERFLIES AND THEIR ALLIES(2nd Edition). 528pp. British Entomological and Natural History Society.


Re: Eupachygaster tarsalis? 投稿者:ふかさわ 投稿日:2024/08/24(Sat) 18:39:45 No.11731  引用 
写真2つめです

ネグロクサアブ?の抜け殻 投稿者:めたこるじぃ 投稿日:2024/04/28(Sun) 19:01:54 No.11613  引用 
めたこるじぃと申します。
普段は冬虫夏草を調べていて、クサアブタンポタケの宿主についても興味があります。

ここ最近で2回、ネグロ?クサアブの成虫と地面から生えた抜け殻が近くにセットであるのを見ています。

ただ、抜け殻の尾端にはクサアブの幼虫の特徴的な構造は見られないので違う種なのかも知れないとも思っています。
私は双翅目について詳しくないので、ご教示頂けると幸いです。


Re: ネグロクサアブ?の抜け殻 投稿者:めたこるじぃ 投稿日:2024/04/28(Sun) 19:06:53 No.11614  引用 
発生環境の画像です

Re: ネグロクサアブ?の抜け殻 投稿者:めたこるじぃ 投稿日:2024/04/28(Sun) 19:08:04 No.11615  引用 
発生環境の画像です

Re: ネグロクサアブ?の抜け殻 投稿者:めたこるじぃ 投稿日:2024/04/28(Sun) 19:08:52 No.11616  引用 
頭部の画像です

Re: ネグロクサアブ?の抜け殻 投稿者:めたこるじぃ 投稿日:2024/04/28(Sun) 19:09:47 No.11617  引用 
尾端の画像その1です

Re: ネグロクサアブ?の抜け殻 投稿者:めたこるじぃ 投稿日:2024/04/28(Sun) 19:11:13 No.11618  引用 
尾端の画像その2です

Re: ネグロクサアブ?の抜け殻 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/04/29(Mon) 22:48:52 No.11619  引用 
めたこるじぃ様.

筆者の手持ちの論文には,日本産クサアブ科の幼虫や蛹の形態を,詳細に報告した論文は見つかりませんでした.

恐らく,本科の幼虫等について詳しく研究しているのは三枝豊平氏だけと思われます.

本科については,はなあぶNo.15-2(2003年)に永冨氏と大石氏がまとめられた総説が載っており,日本に分布する3属についての,幼虫での属の検索表が出ております.

なお,同論文の幼虫の検索については,Webb and Lisowski(1983)の形質表を元に作成されており,この論文はネット公開されています.
https://archive.org/details/biostor-55950

蛹については,旧北区の昆虫の検索(1997年)にCoenomyia属とDialysis属との区別点が載っています.

その他,本掲示板のNo.6355からのスレッドにもクサアブについての三枝豊平氏からのコメントがあります.

ご参考にしてください.

Re: Re: ネグロクサアブ?の抜け... 投稿者: 投稿日:2024/08/14(Wed) 13:26:38 No.11727  引用 
市毛様

大変返信が遅くなり申し訳ありません。

調べて下さり感謝です。

「旧北区の昆虫の検索」気になります。

情報ありがとうございました

ミズアブ科?不明種について 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2024/04/30(Tue) 12:09:43 No.11620  引用 
こんにちは. いつもお世話になっております.
大学の生物学研究会で, 上級生の方が, 美麗な双翅目の写真を見せてくださいました.
外見の雰囲気や翅脈からしてミズアブ科ではないかと思うのですが, 調べてもこれに似た色彩のものが出てきません. 日本昆虫目録を見てもそれらしいものが見つかりません...

採集日は   2024.03.24
採集場所は  西表島の大富林道  とのことです.

何者でしょうか?
もし, この部位を細かく見る必要があるとか、ある論文の検索表を使って精査する等の必要があれば, 本人に写真を撮って送ってもらうか標本を借りて検鏡するかします.
よろしくお願いします.


Re: ミズアブ科?不明種について 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/04/30(Tue) 16:47:33 No.11621  引用 
虫キョロリス 様.

恐らく,インドや中国に分布するCibotogaster auricollisや台湾から記載されたC. fumipennisもしくはその近縁種ではないかと思います.

大阪市立自然史博物館の永冨コレクションには,まだまだ未発表のミズアブが色々と含まれています.

なお,よく似た写真が,シンガポールのサイト(Biodiversity of Singapore)に出ています.
https://m.singapore.biodiversity.online/species/A-Arth-Hexa-Diptera-000956

Re: ミズアブ科?不明種について 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2024/05/02(Thu) 08:58:35 No.11622  引用 
市毛 様.

非常に早い返信をいただき, 驚嘆しております.こんなにすぐに属がわかるとは…!
ご提示くださったサイトの写真は, 確かにそっくりです.

>大阪市立自然史博物館の永冨コレクションには,まだまだ未発表のミズアブが色々と含まれています.
そうなのですか. ミズアブ科もまだ研究があまり進んでいないんですね.
ものすごく美麗で目立つ種でしたので, 日本からすでに記録があるだろうと思っいたのですが, まだまだミズアブ界も謎に包まれているとは…

メールもありがとうございました. 時間があるときに調べてみます.

Re: ミズアブ科?不明種について 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2024/06/30(Sun) 17:49:40 No.11690  引用 
こんにちは.
市毛様から頂いたKrivosheina (1993)を読みました.
検索表ではCibotogaster fumipennisに落ち, fumipennisのメスに関する記述も, その多くが当てはまりました. ただ, fumipennisのメスに関する記述の中で, 4つ分からなかった点があるので質問させてください.

1. “Vertex, as well as frontal stripe, ferrugineous.”という文があります. ferrugineousは検索したところ, 赤茶色という意味のようです. しかし, この4つ前の文に “Frontal stripe entirely yellow.” という文章があり矛盾しているように感じます. 手元の標本を見ると, 頭頂と前額帯は黄色です. “Vertex, as well as frontal stripe, yellow.”の誤植でしょうか?

2. “Stripe bordered with silver hairs forming 3 connected spots on either side; 2 of them red, triangular, and extended”という文があります. 胸部背面の毛によって, たしかに, 両側に, 3つの点がつながったような模様が形成されています. しかし, そのうち前方にある一対が赤色というのは少し違うように感じます. 明らかに金色です. “Golden hairs present on pronotum and lateral sides of mesonotum above humeral tubercles.”という文章の箇所では金色と表現されているにも関わらず, 後のほうでは赤色と表現されているのが不思議です.

3. 一番最後に, “So far, C. fumipennis is the only known species in which the scutellum (in ♀) lacks silver hairs.”という説明があります. 上に, 手元の個体の小盾板の写真を添付しています. 小盾板の毛は多くが黒色です(光を反射してやや銀色っぽく写っているものはありますが).
しかし, 銀色毛もかなりあるように思います. どの方向から見ても銀色なので, 光の反射ではないようです. 黒い毛よりも少し太めで長いです. なので, 小盾板に銀色毛がないという記述は当てはまりません…
私が思うに, この論文では雌が一個体しか検査されておらず(Materialでホロタイプ1♂とパラタイプ1♀を用いたと記されています), その一個体で銀色毛が脱落していたのではないかと推測しています. 実際, 手元の個体も, 左側でやや銀色毛が脱落しているようです. ちなみに, 原記載の論文には小盾板の銀色毛の話は書かれていませんでした. ただ, 銀色毛が完全に脱落してしまうことがあるんでしょうか?個体差かそれとも別種なのか...

4. “medial teeth of scutellum”という部位が説明に出てきていますが, これがどこを指すのかわかりませんでした... 小盾板の棘のうち真ん中一対のことなのかなと思って読んでいたのですが, その後にmedial teethとは別に”spines”というのも出てきて, わからなくなりました.

たくさん質問して恐縮です. 時間があるときでいいのでお返事いただけるとありがたいです.
私も大学の課題で忙しいので, お返事いただいた後すぐには見れないかもしれませんが, お許しください.

(追記)
ハエハンドブック買いました!とても素敵でした.
最後の方の, 「日本未記録種か新種の可能性がある種」のヤドリバエのところに, PeleteriaらしきものやTriarthriaらしきものが載っていますね(勘違いかも...).
またDinera?ぽいものも, 私が以前掲示板でお尋ねしたものとは別種かもしれませんが載ってますね.


Re: ミズアブ科?不明種について 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/07/14(Sun) 21:30:34 No.11700  引用 
虫キョロリス様.

1. 色については,標本の状態等や著者の色の認識等で変わるので難しい問題です.

2. redのところは誤訳のようです.原文は以下のとおりです.
Полоска ограничена серебристыми волосками, образующими с каждой стороны 3 соединенных друг с другом пятна: 2 краевых треугольных и удлиненное поперечное срединное, расположенное перед срединным швом.
 注)Entomological reviewは,ロシアで発行されているEntomologichcskoye ObozreniyeをEntomological Society of Americaが翻訳しているとのことで,著者が直接英語で書いているわけではないようです.しばしば誤訳や欠落が有り,疑問に思ったら原本と比較する必要があります.
 なお,Entomologichcskoye ObozreniyeとKeys to the Insects of the European Part of the USSR, Volume V: Diptera and Siphonapteraの2つは,英語版も出ているのでロシア語の勉強に便利です.

3. 小楯板の銀毛については,他種との比較ですのでよくわかりません.ご推測通り調査した標本が脱落していたのかもしれません.
なお,Cibotogaster fumipennisについては,ヘルシンキ動物学博物館に収蔵されていたKerteszのタイプシリーズの可能性がある標本を調べたとなっております.
 注)Kerteszのタイプ標本やコレクションは,1956年のハンガリー動乱で国立博物館が爆撃されて失われたものも多いとのことです.

4. medial teethについては,Cibotogaster属の定義に"Scutellum with 4 conical spines directed posteriorly"とありますので,spinesと同義と思われます.

Re: ミズアブ科?不明種について 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2024/07/21(Sun) 19:50:19 No.11706  引用 
市毛様.

丁寧にお答えくださり, ありがとうございます.
>Entomological reviewは,ロシアで...
それは知りませんでした. 調べが足りませんでした... Krivosheina (1993)の一番最初のページにもそう書いてありましたね... そうなるとやはり原本見ないといけなかったですね.
そして, redのところは誤訳の可能性が高いんですね. さすがにこれを赤と見るのは無理があるのでは?と思っていました.
>なお,Entomologichcskoye Obozreniyeと...
Полоска ограничена...の一文の中にも, すでに大学の授業で習った単語やその派生語らしきもの, 格変化がちらほら垣間見れて楽しいです. ロシア語の論文どんどん読んでいこうと思います.
>medial teethについては,...
medial teethはspinesと同義ですか. ありがとうございます.
夏休みに入ってから, もう一度, medial teethの箇所含めて, 検鏡し直してみます. 今回もたくさん教えてくださり, 本当にありがとうございました.

ハナアブ科不明種 投稿者:R.B 投稿日:2024/07/01(Mon) 21:38:57 No.11691  引用 
Myolepta属でしょうか。
京都府北部でケンランアリスアブと同時に採れました。


Re: ハナアブ科不明種 投稿者:R.B 投稿日:2024/07/01(Mon) 21:39:56 No.11692  引用 
正面から。

Re: ハナアブ科不明種 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/07/02(Tue) 21:38:49 No.11693  引用 
R.B様.

胸部に銀色の鱗状毛があるので,ミナミモモブトホソハナアブと言われている種類かもしれません.該当する標本を持っている人に連絡してみます.

Re: ハナアブ科不明種 投稿者:トム 投稿日:2024/08/10(Sat) 06:21:24 No.11725 ホームページ  引用 
いいね

Choerades amurensisでしょうか... 投稿者:りゅうひ 投稿日:2024/07/31(Wed) 17:22:29 No.11714  引用 
奥日光にて去年採集した個体です。どうもしっくりくる種がなく、Choerades amurensisか?と思った次第です。原記載も見ましたが、よくわかりませんでした。よろしくお願いいたします。

Re: Choerades amurensisでしょ... 投稿者:りゅうひ 投稿日:2024/07/31(Wed) 17:23:18 No.11715  引用 
口吻です。

Re: Choerades amurensisでしょ... 投稿者:りゅうひ 投稿日:2024/07/31(Wed) 17:24:06 No.11716  引用 
交尾器です。

Re: Choerades amurensisでしょ... 投稿者:りゅうひ 投稿日:2024/07/31(Wed) 17:24:52 No.11717  引用 
交尾器側方です。

Re: Choerades amurensisでしょ... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/08/04(Sun) 19:54:36 No.11721  引用 
りゅうひ様.

ムシヒキアブ図鑑のLaphriinaeの検索ではどうだったのでしょうか?

http://www3.kcn.ne.jp/~tgw/web_page/Laphriinae/key_Laphriinae.htm

念の為,検索での比較対象となっているコムライシアブの口吻の写真と,Yang&Hradsky(2007)のC.amurensisの頭部の図を貼っておきます.

参考文献
Young, C.L. & M.M. Hradsky. 2007. Robber flies of South Korea III. South Korean species of the Subfamily
Laphriinae Macquart, 1838 (Diptera: Asilidae). Zootaxa 1388: 1-23.


Re: Choerades amurensisでしょ... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/08/04(Sun) 19:55:27 No.11722  引用 
こちらが,Yang&Hradsky(2007)のC.amurensisの頭部の図です.

Re: Choerades amurensisでしょ... 投稿者:りゅうひ 投稿日:2024/08/07(Wed) 09:35:38 No.11724  引用 
市毛様

ご無沙汰いたしております。
やはり図と比較しても、胸背の毛の感じもコムラではありませんので、アムールとしてよいのかなと思っております。
ありがとうございました。

Tabanus属? 投稿者:R.B 投稿日:2024/07/27(Sat) 16:44:29 No.11713  引用 
京都北部の海岸でライトトラップにて採集した小型のアブ科♂です。翅脈を見る限りキスジアブに近いのですが、腹部に特徴的な紋がありません。触角は折損してしまったようです。よろしくお願いいたします。

Re: Tabanus属? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/08/03(Sat) 22:14:14 No.11718  引用 
R.B様.

アブ科のオスは難しいです.
専門的に研究している方でないとわからないようです.
なお,メスと同時期同所で採れた個体であれば,翅脈や斑紋から類推出来る場合もあります.

海浜性のアブ科は,2018年にも新種Hybomitra litoralisが記載されていますのでまだ未解明の種類がいるのかもしれません.

参考文献)
Yonetsu, A., Shinogi, Y. & M. Watanabe. 2018. Hybomitra litoralis sp. nov., a new species of the family Tabanidae (Diptera) from Japan. Med. Entomol. Zool., 69(1): 13-18.

余談ですが,日本産アブ科については標本写真が図示された文献が北隆館の昆虫大図鑑以外は皆無に近かったですが,弘前大学白神自然環境研究センターの論文に初出の種類の写真が色々と載っています.

参考文献)
Seki, A. & T. Nakamura. 2015. Horse fly fauna of the Shirakami Mountains and adjacent areas, Honshu, Japan (Diptera, Tabanidae), a preliminary report. Shirakami-Sanchi, 4: 20-26.
Seki, A. & T. Nakamura. 2017. Horse fly fauna of Mt. Goyosan and adjacent areas, Iwate Prefecture, Honshu, Japan (Diptera, Tabanidae). Shirakami-Sanchi, 6: 18-22.

Re: Tabanus属? 投稿者:R.B 投稿日:2024/08/04(Sun) 15:21:08 No.11720  引用 
茨城@市毛 様

いつもありがとうございます。
オスの方がむしろ難しいのですね…
文献情報ありがとうございます。確認してみます。

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